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夢の中、イルカが跳ねた。
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どうも、飴太です。
前記事からかなり期間が空いてしまいました(_´・ω・)_
今回は最近投稿した歌詞の解釈をしていこうと思います(・ω・)

タイトルは「fade」、褪せてゆく・薄れるといった意味で使いました。
戦争で生き残った人が主人公です。
イメージしたのは薄れない記憶。
国のためじゃない、守るべきもののために戦った。
志を同じくした仲間達は、自分を置いて逝ってしまった。
押し殺すような寂しさを出せるように考えながら書きました。



詳しい歌詞の解釈・歌詞は以下に続きます。


** fade **


※「:」部分が歌詞の解釈になります。


繋いだ指の隙間が 拡がった
魚が跳ねるように 夢の奥

:あの頃交わした約束も薄れてしまった。今じゃもう夢のような話だ。

静寂を游ぐ僕など 目を綴じて
寓話を紡ぎ笑うの 胸の奥

:ぼんやりと生きる僕自身に目を伏せた。まるで寓話のようだと、胸の奥底で自嘲した。

撫で遊んでいた髪を覚えてる 僕は
今流行りの夢心地に怯えてる

:想っていた人の髪を撫でた感触は怖いほど鮮明に残っている。
:時間が僕だけを置いてけぼりにする。

終りを匂わす世界も 夜に添い眠った
今はそれだけでいいんだよ
流星群を眺め観て 願い事を一つ
「ずっとこのままでいたいな。」

:僕の世界はいつだって死臭がする。それでも夜になれば睡魔に負けて眠るんだ。
:放っておいてくれ、世間に流されるだけで僕は十分だ。
:死んでいった嘗ての仲間が燦然と煌く。彼らは守るべきものを守って散っていった。
 そんな彼らに言うのは卑屈っぽい戯言。
:生温い世界で生きてく。何も思い出したくはないんだ。


白雨を憂う蓮へと 投げられた
玩具の指輪とサビ 夢の痕

:好きな人がいた。渡すつもりだった玩具の指輪は錆びてしまったから捨てた。

希っていた熱を手放せず 僕は
乗り損ねた電車を俟ち続けてる

:いつか好きな人と手を繋いで歩けたらとか、そういう想像をしていたんだけど、今となっては叶わないな。
:仲間達と一緒に死ねなかったから、僕を連れて逝ってくれる一方通行の電車を待ち望んでいる。

線路に沿わせる世界も 朝に酔い眠った
疲れてしまえばいいのになぁ
流星群は音も無く 雲の向こうを往く
「きえてしまえばいいのになぁ。」

:僕の世界にはいつだって誰かに決められたレールが敷かれている。夜に逆らったって朝になれば睡魔に負けて眠るんだ。
:これ以上ないほどに疲れてしまえば、もう二度と目を覚まさずにいられるのに。
:無言で語りかける仲間達は、夢の中で出会っても無言を貫いた。
:もうこんな夢、見たくないな。


明晰夢は褪めないまま 白昼夢の最中を歩く
唯一つも曖昧だろ。明けていく陽が眼を灼いた

:夢だと分かったというのに醒めてくれない。だからきっと、これは現実なんだろう。
:たまには、たまにはほんの少しだけ、現実と向かい合ってもいいだろう。明晰夢だと思えば怖くない。
 いい加減、毎日の曖昧さにも飽いて来たんだ。だから、少しだけ目を開けよう。


終りを匂わす世界が 声を上げ泣き出す
昧者な僕らがまた芽吹く
流星群を眺め観て 流す涙一つ
捲けない時間を越えてゆく

:僕の世界が終わりたくないと泣き出した。いや、泣き喚いたのは僕自身だったんだろう。
:いつの時代も愚か者と呼ばれながらも、僕ら人間はまた生まれゆく。
:仲間達が僕の背中を押す。「もっと生きてから来い」と。
 そう笑顔で言うのだけれど、僕は上手く笑えなくて。仕方が無いから涙を流して手を振った。
:二度と戻れない過去を乗り越えて、僕はもう少し生きていく。




と、このような感じになっております(´・ω・)
いつの時代も戦争は負の感情しか生みません。戦争なんぞしたあかん(´・ω・`)


以下、この歌詞を投稿しているピアプロページへのリンクと、歌詞の読みになります。

fade(ピアプロページ)

歌詞-ひらがなver

つないだ ゆびのすきまが ひろがった
さかなが はねるように  ゆめのおく

しじまをおよぐぼくなど めをとじて
ぐうわをつむぎわらうの むねのおく

なであそんでいたかみをおぼえてる ぼくは
いまはやりのゆめごこちにおびえてる

おわりをにおわすせかいも よるにそいねむった
いまはそれだけでいいんだよ
りゅうせいぐんをながめみて ねがいごとをひとつ
ずっとこのままでいたいな



はくうを うれうはすへと なげられた
おもちゃの ゆびわとサビ ゆめのあと

こいねがっていたねつをてばなせず ぼくは
のりそこねたでんしゃをまちつづけてる

せんろにそわせるせかいも あさによいねむった
つかれてしまえばいいのになぁ
りゅうせいぐんはおともなく くものむこうをゆく
きえてしまえばいいのになぁ



めいせきむは さめないまま はくちゅうむの さなかをあるく
ただひとつも あいまいだろ あけていくひが めをやいた



おわりをにおわすせかいが こえをあげなきだす
まいしゃなぼくらがまためぶく
りゅうせいぐんをながめみて ながすなみだひとつ
まけないじかんをこえてゆく


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ピアプロ等々へ投稿した歌詞の解釈とかをちょこちょこと載せていきます。
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